【概念思考】努力

意味

目標実現のため、心身を労してつとめること。ほねをおること。

漢字の成り立ちなど

  • 努: 手を表す「又」と「女」からなる「奴(力を込めて従事する)」に「力」を合わせた形声文字。懸命に仕事に励む意味と力が合わさり、「力を尽くす」「心身を奮い立たせて物事にあたる」ことを表す。
  • 力: 農耕具の「すき」や、筋肉の引き締まった腕の形に由来する象形文字。「身体的なエネルギー」や「強さ」そのものを表す。

概念

・目的 ・謙虚 ・無心

コラム

努力とは、明確な目的の実現に向かい、限られた時間や日常の娯楽を脇に置いて学びや実践、反省へと身を投じる行為である。安易な余暇の消化ではなく、自らのリソースを差し出す覚悟と実践があってこそ、真の努力と言える。

何かを成し遂げようとするとき、人は全ての欲求を同時に満たすことはできない。しかし、自らの時間やエネルギーを捧げてでも達成したい目的を持てることは極めて幸福なことである。打ち込むうちに目的と行為が一つになり、「無心」の域に達したとき、努力は苦痛ではなく深い充実感へと昇華する。

また、努力は必ずしも直ちに結果として報われるとは限らない。一度や二度の挫折を織り込み、過信せず地道に積み重ねる「謙虚」な姿勢が求められる。命があり、努力に身を捧げられる環境そのものに感謝を重ねながら歩むことこそが、確かな見識と成果を結実させるのである。