【概念思考】運命自招

「毅然と立って行えば運は開ける。運命を切り拓くは己である。境遇をつくるも亦自分である」

目の前に現れたあらゆる機会を逃さず、断固として善処する。一度定めた目的に向かって、終始一貫やり抜く。これこそが、自らの手で運命を切り拓く人の姿です。運命とは他から与えられるものではなく、自分自身の心がけと行動が招き寄せるものにほかなりません。

「運命」という言葉の語源を紐解くと、私たちが自らの人生をどう扱うべきかのヒントが見えてきます。

漢字の起源からみる「運命」

「運」:しんにょう(道・進む)と軍(めぐる・囲む)の組み合わせ。「運ぶ」「めぐる」から、転じて「めぐり合わせ」を意味します。

「命」:ひざまずく人の姿と口を組み合わせた形。天からの「言いつけ(役割や寿命)」を静かに拝聴する様子を表します。

つまり「運命」とは、天から与えられた役割(命)を、自らの足でどう進め、巡らせていくか(運)という、極めて能動的な営みなのです。

「運命自招」を捉える私の概念としては、以下の3点です。

生き方

創る

陰徳

【コラム:宿命を受け入れ、運命を創るーー陰徳が拓く新たな可能性】

私たちはよく「宿命」と「運命」を混同してしまいます。 性別や国籍、生まれ持った素質など、変えられないものは「宿命」です。しかし、その宿命を前提としながら、その後の人生をどう構築していくかという「運命」は、良くも悪くも100%自らの手で「創る」ことができます。

人生の成果は「能力 × 努力 × 考え方」の方程式で決まります。 どれほど優れた能力を持って生まれても、「考え方」のベクトルが後ろ向きであれば、豊かな人生を創ることはできません。そしてこの「考え方」の根幹にあるのが、日々の「生き方」です。他者のために動く利他の精神と、正しい倫理観に基づいた行動こそが、善き運命を手繰り寄せます。

とりわけ、人の見ていないところで善行を積み重ねる「陰徳」は、人生の流れを劇的に好転させる強力な力を持っています。

利他と感謝をベースにした生き方を貫いていると、やがて眠っていたDNAのスイッチがONになり、それまで自覚していなかった新たな能力や可能性が開花することがあります。人徳を備えた成功者たちに共通するのは、この「善行によって自らの可能性を極限まで引き出す」という自然の摂理を、体得して実践している点にあります。

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