【概念思考】明朗愛和
「明朗こそ、まず己が救われるともしびであり、己のかかげたこの燈火で、人もまた救われる」
心を常に明るく、ほがらかに保つこと。そして、深い愛情をもって互いに調和し合うこと。この「明朗愛和」こそが、すべての幸福の根源であり、世の中を明るく照らす光となります。和のもとは愛であり、愛によってのみ真の和合が生まれます。
「明朗」という言葉の語源を紐解くと、暗闇を払う光の性質が鮮明に見えてきます。
漢字の起源からみる「明朗」
「明」:もともとは窓を表す「囧(けい)」と「月」の組み合わせ。窓から月光が差し込み、部屋の隅々まで「明るく照らす」様子を表し、のちに「日」と「月」の形に統一されました。
「朗」:満ちるような月光の明るさを表す「月」に、音符である「良」の組み合わせ。「月光が澄んで明るい」様子から、転じて「あきらか」「ほがらか」を意味します。
つまり「明朗」とは、外側の環境に左右されず、自らの内側から澄み切った光を放ち、周囲の暗闇をも照らし出す能動的なあり方なのです。
「明朗愛和」を捉える私の概念としては、以下の3点です。
強さ
感謝
素直
【コラム:真の明朗さは「強さ」から生まれるーー自己愛を超えた博愛と和合の原点】
常に「明朗」であることは、実は容易なことではありません。それは、揺るぎない「真の強さ」を持っていて初めて維持できる境地です。
この強さは、最初から備わっているものではありません。自らの弱さに直面し、苦難や逆境を泥臭く乗り越えてきた経験があるからこそ、人は本当の強さと、他者への本物の優しさを身に付けることができます。逆境をくぐり抜けて初めて、他者の痛みを「自分事」として理解できるようになり、何気ない日常の有難さ、普通でいられることへの深い「感謝」が心から湧き上がるのです。この他者への感謝こそが、何事にもブレない強さの基盤となります。
そして、この強さと感謝の先にあるのが、「人を愛し、和を尊ぶ心(愛和)」です。 ここでの「愛」は、一時的な感情に揺さぶられる恋愛とは本質的に異なります。相手のありのままを理解し、丸ごと受け入れる「素直」な心がなければ、到底この心境には至りません。
他者を素直に受け入れる覚悟を持つとき、私たちは同時に、自分自身のことも真に大切にできるようになります。この博愛の精神は、利己的な「自己愛」とは全く異なる高い次元にあり、この大きな愛があって初めて、人々が調和する「和」が成立するのです。
明朗の灯火を掲げ、愛をもって和を成す。この生き方を貫くとき、人生は素晴らしい流れを生み出し、私たちの魂は活き活きと磨き上げられていきます。
「和のもとは愛である」ーー 今日、あなたの掲げる心の燈火は、目の前の人をどのように照らしていますか?
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