【概念思考】苦難
意味
苦しみ、難儀。
漢字の成り立ちなど
- 苦: 「艹(くさかんむり)」と音を表す「古」の組み合わせ。苦い草に由来し、「にがい」という意味から、心が押しつぶされるような「くるしい」状態を表す。
- 難: 「隹(とり)」と「堇(泥の中での苦役を表す音)」の組み合わせ。泥の中で困難な作業をする意味に由来し、「むずかしい」「災い」を表す。
概念
・好転の兆し ・成長 ・感謝
コラム
苦難とは、人を最も成長させる環境であり、真の幸福を迎える前兆として与えられる試練である。人は魂を磨くためにこの世に生を受け、人生の歩みを通じて自我を削ぎ落としていく。その工程において苦難は不可欠な存在である。
苦難に遭遇することで初めて自らの未熟さを知り、学び、必死に抜け出そうとする努力が生まれる。痛みを経験し、課題を乗り越えたからこそ、他者の苦しみを深く理解できるようになり、心からの笑顔を周囲に向けることができるようになるのである。
成長なしに苦難を回避することはできず、かりに逃れられたとしても、人はすぐに有頂天になり傲慢さに取り込まれてしまう。苦難が持つ本質的な意味を理解したとき、その試練にさえ感謝の念が湧き上がる。苦難に真正面から対峙し、自らを磨き続ける姿勢こそが、人生を大きく好転させる。


