【概念思考】ミッション
「ミッションは、企業理念を実現させるために会社の在るべき姿を具体的に言語化したものである」
理念が動かざる「根っこ」であり「存在意義」そのものであるならば、ミッションはそれをビジネスの現場で果たすための具体的な「使命・任務」であり、理念を具現化するための高次元の「手段」です。なぜこの組織が存在し、誰のためにその身をささげるのか。そのビジネスにおける明確な目的を果たすために、私たちは日々の経営活動に伴走し、具体的な一歩を刻み続けます。
「ミッション」という言葉の語源を紐解くと、私たちが社会へ向けて力強く解き放つべきエネルギーの本質が見えてきます。
語源からみる「Mission」
ラテン語で「送る」を意味する動詞 「mittere」 に由来し、そこから派生した名詞 「missio(ミッシオ=送り出すこと)」 が原点。
もともとは、大いなる意志によって何かをどこかへ「送り出す」という行為そのものを指していました。つまり「ミッション」とは、単に自分たちで決めた目標ではなく、時代や社会という大いなる存在から「この任務を果たしてこい」と現世に送り出された、神聖な受託任務そのものを意味しているのです。
「ミッション」を捉える私の概念としては、以下の3点です。
使命感
存在意義
手段
【コラム:伴走とネットワークが拓く未来ーー中小製造業の覚醒にコミットする組織の宿命】
どれほど高潔な企業理念を掲げていても、それを現実の社会変革へと繋ぐ「ミッション」が曖昧であれば、組織は日々の業務や目先の数値目標(KPI)の迷走に飲み込まれてしまいます。ミッションとは、理念という抽象的な光を、社会を動かす具体的な原動力へと変換する「送り出しの装置」です。
我が「Virtue & Intellect」のミッションは、極めて明確です。 それは、「中小製造業が活気を持って成長することにコミットし、日本経済への貢献と、世界における日本の製造業のポジションを向上させること」 にあります。
このミッションを遂行する上で、最も重要な鍵は「経営者自身の覚醒と成長」です。どれほど外側から優れた技術や手法を導入しようとも、経営者自らが成長を強く望まなければ、組織の真の変革はあり得ません。だからこそ私たちは、経営者の心に寄り添い、真摯に傾聴し、個々の現場に潜む本質的な課題を深く掘り下げて、共に歩む「伴走型の支援」を徹底するのです。
そして、この使命をより強固なものとするための具体的な経営活動が、「強力な支援チーム体制の構築」であり、100社インタビューを通じて紡がれる「経営者リーダーズネットワーク」の創出にほかなりません。
私心を排し、利他と感謝の精神で経営者に伴走し続けること。この具体的な支援の積み重ねこそが、私たちの社会的価値と存在意義を証明する唯一の道です。我利我利(がりがり)の仕組みを民間の知性で一掃し、ものづくりの底力を世界へ再び送り出す。それこそが、我が組織に課せられた大いなる宿命です。



