【概念思考】「生命」
「生命は、五感に触れるものではない。だから見えない。しかし、確かに在る」
どこからか来たものであり、このようにあって、このように働いて、またどこかに去る。私は、概念思考において「生命」をこのように捉えています。
授かりもの
進化
循環
私たちはつい「自分の命」を自分だけのものだと錯覚しがちですが、生命の本質は、時空を超えて巡り続ける大いなる流れそのものです。
💡 漢字の語源から紐解く「生命」
【生】:土の上に「草の芽が出ている様子」を象った文字です。命が力強く始動し、瑞々しく持続する状態を指します。
【命】:人が膝を折って「神の命令(天命)を聞く姿」が由来。そこから「言いつけ」「引き受けるべき定め」という意味が生まれました。
つまり生命とは、土から芽吹く植物のように力強いエネルギーであり、同時に天から預かった「神聖なミッション」そのものなのです。
🔬 「機能」としての生命と、「精神(魂)」としての生命
生命には、2つの側面があります。
① 機能面としての生命(細胞の集合体) 肉体は脳や内臓、骨、筋肉などのパーツがタンパク質を介して精緻に相互作用する、複雑な伝達機能の複合体です。未だ全ては解明されていませんが、この科学的・物質的なシステムは実に神秘的で、驚くべき進化の結晶です。
② 精神面としての生命(魂の在り方) もう一つは、「なぜ私は生まれたのか」という根源的な問いに向き合う、意識や魂の世界です。 私たちが消滅した時点でその問い自体は無に帰すのかもしれませんが、いまここに「生」が在ることは、無数の選択肢から選ばれた絶対的な「必然」です。
📥 魂を磨き、生まれたときよりも美しい状態でお返しする
誰もが、天からの「授かりもの」として現世に誕生しています。 ならば、その授かった命をどう使うべきか。
それは、与えられた人生をかけて「魂を徹底的に磨き込んでいくこと」です。 そして、自分がこの世に生まれたときよりも、少しでも精神を善い状態、美しい状態にして天にお返しすること。これこそが、生を受けてこの世に生まれた人間の、最大の「責任」ではないでしょうか。
この責任に気づかず、目先の欲(我利我利)に負けた人生を送っていれば、最終的に善い人生・幸福な結末にならないのは、生命の原理からして当然のことと言えます。
ビジネスも経営も、この「生命の原理原則」の上に成り立っています。 お預かりした大切な命。今日も自我を抑え、他者のために、社会のために、そのエネルギーを正しく燃やしていきたいものです。
▼ 経営の原理原則を学び、人間力を磨くコラムはこちら HP URL: https://virtueandintellect.com/



