【概念思考】「運命」
「環境は自らつくり、運命は己の招くところ」
積極的な人の前途は、あたかも横雲を押し開いて昇る太陽のように、すべての闇を照らし破って進んでいきます。広辞苑では「人知を超えた巡り合わせ」と定義される「運命」ですが、私は概念思考においてこのように捉えています。
生き方
自らの手で変えられるもの
「縁」
変えられないものに縛られるのではなく、自らの意思で切り拓くもの。それこそが本当の運命です。
漢字の語源から紐解く「運命」
【運】:「軍(ぐるりとめぐる)」+「辶(道を行く)」。物事が流れるように進んでいく、「巡り合わせ」を意味します。
【命】:「令(ひざまずく人)」+「口(言葉)」。人がひざまずいて神の命令(定め)を聞く姿から、絶対的な「言いつけ」「寿命」を指します。
「定められたもの(命)」を、自らの足でどう「巡らせて(運)」いくか。この躍動的な姿勢にこそ、人間の意思が宿ります。
「宿命」は変えられないが、「運命」は100%変えられる
よく混同される「宿命」と「運命」ですが、その本質は全く異なります。
【宿命】:性別や国籍、生家など、生まれながらに授かった、一生付き合っていく普遍的なもの。
【運命】:これからの環境や、自分の強い意志でいくらでも変えられるもの。
しかし、何の努力も、心の修養もしなければ、人は宿命のレールから外れることなく、ただ決められただけの人生を歩むことになります。
運命を拓く鍵は、「自分の中心にある魂と自我を、いかに磨き込むか」にあります。 少しでも善い考え方で生きること。他者や社会のために生きることを継続すること。その積み重ねが、やがて「縁」を引き寄せ、人生を大きく変えていくのです。
苦境のとき、あなたの「心根」が試されている
善き思いを持っていれば善き縁に巡り合い、悪しき思いであれば同類を呼ぶ。人生は、どちらの場合でも螺旋(らせん)を描くように変化し、気がついた時には、取り返しのつかないほどの大きな差となっています。
そして、特に重要なのが「苦境に立たされたときの行動と考え方」です。
苦境を、魂を磨く「一つの機会」として捉えるか
災いを被った被害者のように、努力を捨ててただ嘆くのか
ここで未来の景色は完全に分かれます。前を向き、善き思いを絶やさない人の元には、同じ志を持った人が集まり、良縁が良縁を呼ぶように繋がっていきます。
運命は、決してあらかじめ決められた冷たいプログラムではありません。 あなたの「今日の一歩」と「心のあり方」で、どうにでも変えることができるものです。
苦境の雲を突き抜けて、自らの太陽を昇らせていきましょう。
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