【概念思考】「視座」

ビジネスにおいて「視座を上げろ」とはよく言われる言葉です。しかし、それは単にポジションを上げることだけを意味するのではありません。私は、概念思考において「視座」をこのように捉えています。 

成長 

人間力 

見える景色(世界)の変革 

自分の足元から、次第に高く、遠くへと目を向けていく。そうしてよく見つめていると、自ずと高い理想が立ち上がり、自身の生活や仕事に、何事にも動かされない不動不屈の「信念」が座ってくるのです。 

💡 漢字の語源から紐解く「視座」 

【視】:「見(大きな目を持つ人)」+「示(神事や儀式)」。目的を持って、神聖なものを「じっと注視する」という意味が強調された文字です。 

【座】:「广(屋根・建物)」+「坐(地面に座る人)」。人々が腰を下ろして落ち着く「座る場所」を意味します。 

つまり「視座」とは、単なる気まぐれな視点ではなく、目的を持って物事を深く注視するための「揺るぎない基盤・心の置き所」を指します。 

🏔️ 視座が上がると、全く同じ状況でも「見える景色」が激変する 

視座が変わる(上がる)ことで、それまでは見えなかった状況や相手の考え方が、手にとるように理解できるようになります。 

例えば、社長と取締役では、見ている景色も将来計画も全く異なります。「取締役に経営者の視点を持て」と言っても、実際に社長の座に就き、その責任の重さを当事者として背負ってみなければ解らない領域があります。 

しかし、役職が変わらなくても、「本人の意識が変わる(=成長する)」ことで、見える景色を劇的に変えることは可能です。 

「嫌な奴だ」と思っていた人の言動が、実は会社の将来を真剣に考えてのことだったと気づく 

「頼りない部下だ」と思っていたが、実は自分の指導が未熟なせいで、相手に迷惑を掛けていただけだったと気づく 

視座が高くなると、過去の自分の未熟さに気づき、他者への解像度が上がります。 

✨ 視座を上げるとは、人間力を向上させること 

理論と感情が溶け合い、さらにそれらを超えたところに、本物の「信念」が生まれます。 

視座を上げるということは、自分中心の狭い世界から抜け出し、より広く、より多くの人を巻き込んだ高い次元で物事を捉える「当事者意識」を持つことです。それはすなわち、あなたの「人間力を向上させること」に他なりません。 

今のあなたの視座からは、どんな景色が見えていますか? そして、あと一歩高く、遠くへ目を向けたとき、新しく見えてくるものは何でしょうか。 

▼ 経営の視座を高め、人間力を磨くコラムはこちら HP URL: https://virtueandintellect.com/ 

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