【概念思考】風格
意味
その人の風采(外見や態度)と品格。 その人が持つ、にじみ出るような人柄や気品、および趣や雰囲気を指す。
漢字の成り立ちなど
- 風: 「虫(古代文字における龍などの霊獣)」と「凡(音・気配)」の組み合わせ。神々が起こす空気の動きに由来し、「自然界の息吹」や「かぜ」を表す。
- 格: 「木」と「各(それぞれ)」の組み合わせ。木々の枝が一定の法則に従って伸びる様子や基準となる標識に由来し、「物事の基準」「人物の正しく備わっているあり方」を表す。
概念
・経験 ・人間力 ・自然体
コラム
風格とは、品格に豊かな経験が掛け合わさることで生まれる領域である。品格ある人物が、過酷な試練や逆境を乗り越えて見識や胆識を深め、些細な事態には微動だにしない芯を確立した状態と言える。単なる知識の習得だけで身につくものではない。
品格とは、他者を気遣い、自己に厳しく、謙虚で美しい所作を保つ姿勢である。しかし、それだけでは時に近寄りがたい印象を与えることもある。そこに苦難を潜り抜けた実経験が加わることで、人の痛みや気持ちを我が事として深く察する配慮が宿る。
本物の風格を備えた人物は、凛とした気品を持ちながらも、どのような相手とも同じ目線で「自然体」で語り合うことができる。その佇まいには圧倒的な「人間力」がにじみ出ており、人は自然と魅了され、協力を惜しまなくなる。
ただそこに居るだけで存在感を示しつつ、誰に対しても心を開く柔軟性と、有事の際には力強いリーダーシップを発揮する確固たる軸を兼ね備えていること。それこそが、風格の本質である。


