【概念思考】承認

意味

事柄が正当または事実であると認めること。 よしとして認め、許すこと。聞き入れること。 また、国家や政府などの国際法上の地位を認めること。

漢字の成り立ちなど

  • 承: 人がひざまずき、それを両手で支え持ち上げる姿の組み合わせ。上位の者をかしこまって支えたり、言いつけを引き受ける(うけたまわる)ことを表す。
  • 認: 「言(言葉・発言)」と「忍(心にとどめる)」の組み合わせ。心の中でしっかりと言葉や意味を識別し、確かめて受け止める(認める)ことを表す。

概念

・他力本願 ・他責 ・仮初

コラム

承認欲求はマズローの欲求段階において高次に位置づけられるが、本質的には自らの行為や成果に対する他者からの賛同や賞賛を求めるものであり、属人的で相対的な評価に依存した「仮初(かりそめ)」の満足に過ぎない。他者からの評価に依存する姿勢は、自らの価値を他人に委ねる「他力本願」であり、不満の矢印を外に向ける「他責」を生む要因ともなる。

承認欲求が満たされたとしても、それが自己満足で終わるならば社会への貢献や真の成長には繋がらない。満足感の追求だけで行動することは単なる利己的な欲求に過ぎず、真の社会的成功とは乖離してしまう。

真の成功や価値を創造するには、この承認欲求そのものを手放す必要がある。自らの満足のためだけに生きる世界には、偏った自己満足しか存在しない。人生の本質は他者や社会へ貢献することにあり、利他と感謝の領域に立つ「自己超越」の境地にこそ、ぶれない真の価値が宿るのである。