【概念思考】評価
意味
品物の価格を定めること、またその価格(値踏み)。 事物の善悪・美醜・優劣などの価値を判断して決めること。
漢字の成り立ちなど
- 評: 「言(言葉や発言)」と「平(平らであること、均等)」の組み合わせ。言葉を並べて平らに整え、論じ合うことに由来し、「人の善し悪しを話し合って決める」という意味を表す。
- 価: 「人」と「反(かえる、元に戻す・交換する)」の組み合わせ。人が売買の際に品物と代金を引き換える(交換する)行為に由来し、品物の「ねだん」や「価値」を表す。
概念
・結果 ・他者の価値観 ・改善のネタ
コラム
評価とは、人が人を主観というレンズを通して見た「結果」に過ぎない。観察する人が異なればレンズの歪みも異なり、得られる評価も変化する非常に不安定で主観的なものである。
本来、他者の主観的な評価に一喜一憂する必要はない。しかし社会生活において、特に権威者や立場のある人物による評価は大きな影響力を持つ。性善説に立てば、そうした人物は高い道徳観や見識をもって厳正に評価していると期待しがちだ。しかし現実には、自己の損得や感情といった極めて属人的な lenses(レンズ)を通して評価しているケースも少なくない。
会社における人事評価はその縮図と言える。どれほど優れた評価制度を構築しても、運用のプロセスで人の主観が入る限り、公平な評価を完璧に行うことは極めて困難である。その評価が承認欲求や処遇に直結する以上完全に無視することも難しいが、評価の本質が「他者の価値観による一時的な結果」であることを理解していれば、それを単なる「自己改善のネタ」として客観的に受け止め、捉われずに歩むことができる。


